アラフォー女の日常のつぶやき
10年働いて
この夏の終わり、約10年働いたネット販売の仕事を辞めた。
主婦のパートで始めた、友人の紹介だった。
『近所の知り合いが、自分ひとりでやってたけど忙しいから手伝ってくれる人を探してる・・・』
データ入力の仕事をした経験から、キーボード入力はまあまあできたので、パソコン仕事かと行ってみると、
その人も主婦で、趣味の延長のような素材の販売をしていた。
まだそのころはネットショッピングの流行はじめで、私自身、まだそんな世界があることもニュースや雑誌でへぇ~と思っていた頃。
なんだか時代の先端の仕事のようで、うきうきやっていた。
まだ、子供も小学校に入ったばかりが2人、保育園1人。手がかかるところで、来られる時間に来てくれればいいからと9時過ぎからお迎えのある3時くらいまでの気軽なパートで、週に1回はお昼で終わりなんて感じ。
パートとしては理想的なお仕事だった。
・・・、それから10年で個人営業から、会社になり、2,3人でのんびりしていたのがネット販売の急成長に合わせて、どんどん右肩あがり。
とうとう年商億越えするようなネットショップになってしまい、無理やり正社員にならざるをえない働き方になっていた。
もともと家のことや、思いつきで小旅行やウィンドウショッピングが好きな私には正社員での仕事は向いていない。もちろん、子供が3人もいれば収入は多いほうがいいに決まっているが、いかにお金を使わず楽しめるか、お値打ち品を見つけるのが何よりうれしい関西人気質。バリバリ働くワーキングウーマンはすごいとは思うけれど、私には・・・。
優秀な経営者はやっぱり、いろいろとすごい?
思えば、ずっと女性が多い職場で働いていた。
最初の仕事もその次の仕事も女性だけの事務所で、各自で黙々と作業する仕事(データ入力や文章作りなど)だったので、いわゆる女のドロドロした世界にもまれたことはなかった。
共通したのは、女性経営者。男だから、女だから、というわけではないけれど
経営者というのは、すごいプレッシャーを感じながら毎日を過ごしていることは想像できる。当然、人を雇っているのだから、それぞれの生活、家族にも責任を感じるのは当たり前だし、そうでなければ困る。
経営者はその考え、知識、経験に基づいて自らの道を貫いていく人。とても強い。
女性経営者は女性であることの得と損を交互に常に感じている。
家庭と仕事の両立をとにかくうまくやること、
地域での立場の保持に骨を折ること心血をそそぐ。
そのストレスは、仕事を続けること、それもうまく続ければ続けるほど大きく、深く・・・。
そりゃ、すごい人だわ。
たまに毒も吐きたくなるだろうし、頑張ってる自分を褒めてもらいたいでしょう。
家族に甘えられない完璧主義者であればあるほど、その矛先はたいてい、
信頼できる直属の部下に向かう・・・。
仕事はしごと、人間関係はむずかしい
信頼されることはうれしい。
頼りにされるって、認められたってこと。『いいね』がいっぱいもらえた。
一番難しいことは、継続。
ずっと、信頼を得続けること、状態をキープすること。
どんな人間関係でも同じ。
女性経営者は日々すごいプレッシャーの中にいる。まるで嵐の中を、一筋の自分の道を突き進んでいるような人だ。
かなり不安定な中、必死で安定しているふりをしている。
日々頭の中、ぐるぐるしている人が精神安定しているわけがないな。
このぐるぐるは、周りも巻き込む。嵐の中に引きずり込む。
溺れる者は藁をも掴むし、木も草もひもも小石もなんでも掴んで離さない・・・。
週3回のパートから週4、フルタイム、残業も増え、正社員、家でも仕事をする、休みにも仕事するようになって。
働く自分、仕事ができる自分。
仕事量が増えること=信頼されてる、認められている、頼りにされている
→『いいね』がいっぱい。
年の区切り 新年の誓い
日本に生まれてよかった~!
1日、1週間、1か月、1年。春夏秋冬。1学期、2学期、3学期。
区切りってホント大事。
2017年正月。
2018年の正月は、今の仕事をしていない。
そんな夢を見て迎えた。
どうしても、今のまま2018年を迎えてはいけない、そう自分の中で決心が固まった。
こんなに必要とされているのに、辞めると告げることはとても難しい。
こんなに頼りにしてくれる人を失望させる。