再就職手当が出る

 失業中の味方といえば、失業手当。

退職するにあたり、失業手当の支給にはその退職理由により支給開始までに時間がかかることは知っておく必要がある。

 

退職理由として、リストラや倒産など、本人は退職するつもりはないのに急に職をうしなうことになってしまった場合には、失業手当の申請後、すぐに支給対象となるが、

自己都合による退職の場合には、申請後、3か月の支給待機期間が設けられており、この3か月がなかなか長い。

 現在、退職を考えていて、次の仕事が決まっていない状態でしばらく失業状態が続くことが考えられる場合には必ずこの3か月間を過ごせるだけの蓄えを保持する必要があることを知っておこう。

 

 生活費はもちろん、再就職にかかる経費として通信費や交通費なども結構かかるし、失業保険を申請するためのハローワーク通いなどにも交通費がかかることを想定しておくとよい。

 

働いている3か月と無職の3か月は長さの感じ方も全く違う。収入がないのに、時間はあるということは必然的に支出が大きくなるので注意が必要だ。

 

アラフォー女の日常のつぶやき 退職編

仕事の辞め方

 仕事を辞めるにもいろいろと面倒なことはいろいろとある。

 

前回仕事を退職したのは、大学卒業後に努めたテレビの番組構成をする会社だった。

文章を書いたり、台本を書いたりすることを大学でのサークル活動でやっていた流れで

中途、経験者のみ募集していた会社に、書いた台本を持って飛び込み就活で得た仕事だった。

 名古屋のローカル局頼りの小さな小さな会社だったので、給料も安く、外食続きでその食費だけでほとんどの収入が消えていくため、1年もたずに辞めてしまった。

所詮、ペーペーだったので引き留められることもなく、退社。

 

 なにせ、ほとんど社会人らしいこともないままで退職したため、失業保険のことも、

年金や健康保険のことも知識がなく、適当にしていたら、あっという間に貯金が底をつき、バイトしたら失業保険がもらえない(・・・あとから調べたら、バイトしてもバイトしない日の分はちゃんと支給される)とかの常識も知らず。

 あとから困ったことに。

 

退職するときに必要な知識

 仕事を辞める時、その後のための準備が必要となります。

とにかく、つらいことや嫌なこと、このまま仕事はできないぞッとなったときには、

すぐにでも社長なり、経営者なりのところへ乗り込んで『辞めます!!』と叫びたくなることでしょう。私もしかり。

 ただ、仕事を辞めることでいろいろと影響されるのは、その後の自分自身のこと。

 

 今回の退職においても、正社員での退職は2回目ながら、またしてもちょっと後悔することがあり、またのためにも(?…また辞めるんかい!)記憶しておきたい。また、今退職を考えている人のためにも記録しておきます。

 

退職に必要なこと その1

 仕事を辞めることを決心したら、まずは社長なり、上司なり、仕事を辞める意向を会社に伝えなければなりません。

 テレビで観るような、『一身上の都合…云々』の退職願などのお手紙を書くことをイメージしますが、これはもっと後。

 まずは、あまり仕事の立て込んでいない状況で、相手の機嫌の良し悪しを見極めてから『ちょっとご相談があるのですが・・・』と時間を割いてもらいます。

 退職したい旨を伝えるわけですが、当然理由なり、引き留めなりの話になるでしょう。(ならなければ、ならないで問題がありますが)

その際、引き留められたことで退職を思い留まる可能性があるときは、まず退職しようと思ったことを上司に相談してはいけません!

 どんなに引き留められても、どんなに条件の向上が提案されるようなことがあっても、退職の意思を示したことは、その後のその会社でのあなたの立場に必ず影響がでます。少しでも未練がある場合には、このような状況になる前に、悩んでいることを軽く相談したりすることまででやめておきましょう。

 

 いったん、正式に退職の意思を示したら、どんなことがあっても引き下がってはいけません。そのぐらいの覚悟を持って退職の申し出をするようにしましょう。

 理由や引き留めにあった際には、自分の都合の場合でも、他者からの影響(セクハラ、パワハラ、職場内の人間関係)などの場合でも、あまり正直にぶちまけるのではなく、

『自己都合で・・・』ぐらいにしておいたほうがいいでしょう。

 寿退社など、明らかなおめでたい理由以外は、たいていネガティブな理由によるものになると思いますが、馬鹿正直にすべて報告する必要はないと思います。

 と、いうのも、たいていの会社では、退社の申し出は希望する退社日の少なくとも1か月前に行う社則などがあるものです。

当然、会社としては不要な人間にお金を払っているわけはなく、あなたの仕事を引き継ぐ必要があるため、期間を設けているはずです。

 退社の理由によっては、その後の1か月間をできるだけ円満に過ごすためには、明確にしないほうがいいことのほうが多いのではないでしょうか。

また、理由により引き留めが長く、重くなる場合がほとんどです。

 退社意思をはっきりする必要はありますが、辞める理由は上手に濁すほうが良い場合が多いのです。

 

退社に必要なこと その2

 退社意思が伝わり、覚悟もはっきりと明確でその意志が固いことが伝われば、退社について具体的な日時を決めることになります。

あなたの希望を伝え、会社からの指示を待つことになります。

前述のとおり、普通の会社には社則なり、職務規定などで、退社についてのルールがあり、申し出からいついつが退社可能日となることが決まっています。

 平均的には1か月かな、と思いますが、申し出る前に確認しておきましょう。

 

 実は私の会社でも、この期日は申し出から1か月となっていましたが、

パートから契約、社員となったこと、会社自体も、個人事業主から急に会社組織にしたような会社だったのでよくわかりませんでした。

 また、私自身の立場もあり、1か月ではだめでしょう、もう少しかけてほしい、と言われ、最初は年末(申し出は6月だったので、半年ってこと?)にいったん決まりかけましたが、その後、会社というか、社長の気が済まなかったみたいであらためて1か月と半月後に改められました。

 なので、すぐに次の就職先が決まっているなどの場合には、気をつけたほうがいいでしょう。

もちろん、労働法があるので、それぞれの会社の規定にある日数での退社は可能なはずです。それだけは確認してから、退社への動きをスタートすることが重要です。

 

退社に必要なこと その3

 退社願いなどの書類関係は、各会社により書式が用意されていることがありますが、

確認して、この書類がない場合には、やっとここでドラマのような『退職願』が登場します。上記のように、退社日が二転三転しないように、文書にしておくのですね。

 退社日までは、自分の仕事の引継ぎ作業となります。退社後に電話がかかってきたりしないように、残っている人たちに迷惑がかからないよう、また、その後に何らかの関係が出てきても困らないようにしていくことはとても大事なことです。

 

ハローワークインターネットサービス - 雇用保険の具体的な手続き

退社日に会社からもらう書類、返すものいろいろ

 退社日は、それ以降、その会社には行かなくなることになります。

会社から支給されている備品などの返却は当然です。

名刺、制服、パソコン、会社のカギなどなど。

 忘れがちなのが『健康保険証』。これも退職日当日までが有効なもので、退社した翌日からは使用できなくなります。(正しくは使用は可能ですが、保険対象外となるのであとから保険で支払われた分の結構な金額が請求されることになります。)

 

いわゆる厚生年金、社会保険は会社と社員本人からと半分半分の負担をして継続されています。

 会社を辞めるということは、この会社負担がなくなるということ。また、それらの手続きなどを会社がしてくれていたところ、自分でやる必要があるということです。

 

 会社を辞めることは、『辞めます!』で済みますが、その後のこのような手続きが全部自分でやらなくてはならなくなることを覚悟しなければいけません。

 で、その手続きに必要になるものを、退職日に会社から受け取る必要があります。

これは会社として渡す必要性が低く、辞める本人が必要となる書類になります。

黙っていると渡してもらえない可能性がありますので、必ず自分で確認して請求するようにしましょう。

雇用保険被保険者証・年金手帳 (私は発行された以前にすでに受け取ってました。会社によると思います。)

源泉徴収票 

離職票

 

 ここで、私の後悔がありました。

インターネットで、退職について調べていた私。『源泉徴収票離職票は当日にもらえないことが多く、その場合には後日郵送してもらうようにしましょう』と書いてありました。

 なるほど、そんなもんか、と思っていたので、事務の人に確認したところ、『会社の税理士さんに頼んであるから届いたら郵送するね』と言われました。

 

 ここで、後日というのが問題。

特に急いでないわ、と思っていたところ、この書類が届いたのが退社から1か月後。

 

 退職した翌日から、実は困るのは保険証がないことと無収入になるということ。

健康保険と国民年金への切り替えには、役所に行く必要がありますが、会社の退職日を確認する必要があり、そのために必要なのが『離職証明書』なのです。

 また、自己都合退職で、申請日から支給までに3か月かかる失業保険の申請には『離職票』が必要となる書類です。

 無収入になるからには、頼りは失業保険。

申請から支給までに時間がかかることは知っていたから早めに申請しようと思っていたのに、申請に必要な書類が手元にくるのに1か月かかるとは誤算でした。

 

 どちらの書類も、会社が発行する義務はなく、退職者本人が請求して初めて発行される書類になります。ちなみに公文書となるのは『離職票』。失業保険を申請するハローワークには『離職票』が必要になります。年金、保険の切り替えにも『離職票』があれば手続きできます。

 すぐに次の職場が決まっている場合は、次の職場が本人に代わって同様の手続きをしてくれますが、無職になる場合にはできれば、できるだけ退職日に『離職票』が受け取れるように頼んでおくと、その後の手続きが速くできるのでお勧めです。

 

www.freee.co.jp

 

退社したら手続きすること

 離職票が届くまで、体調を崩しても保険証がないので我慢したり、(もちろん、重病やケガなど不測の事態には病院に行く必要があります。その場合には、あとから国民健康保険に入る際に病院にかかったかの確認がされ、かかっている場合にはその期間も保険対象日となるよう調整されますのでご安心を。)失業保険の手続きに入れなかったりでイライラしてしまいました。

 

 離職票が届いてから、まずは役所に行きます。

国民健康保険は、各市町村役場に窓口があります。離職票と身分証明書と印鑑を持っていき、『退職したので』と申し出れば、国民健康保険に切り替える手続きとなります。

隣り合わせで、国民年金の窓口があり、そのまま国民年金についても切り替えの確認がされました。もちろん、年金手帳も持っていく必要があります。

 それぞれの支払い方法は異なり、まとめての割引など、似て非なるものなのだなぁって感じです。

 

 日本は国民みな健康保険加入が必須となっているので、無保険期間がないようになっています。

 前述のとおり、保険証がないから病院に行かない、ということにならないよう、実は保険証がない場合でも、結局、保険代金は請求され、保険があった状態だったよー、となるようになってます、はい。安心といえば、安心かな。国民保険のほうは、銀行キャッシュカードでそのまま口座引き落としの手続きもピッとやってしまえるようになってました。年払いとかの割引はないそうです。

 

 年金に関しても、基本的には同じ考えのようで、切り替えとなる退職日翌日分から国民年金加入者となるようになっています。もちろん、年金のお代がかかるということになります。

 まとめて支払うのは1年のうちのこの期間中で、それが過ぎてるので2か月分だけなら支払いがまとめられるけどほとんど値引きがなくて、みたいな手続きで、結局は、振込用紙がまとめて支払いと1月分支払いとが後日郵送されました。

 ※なんでか、同じ内容の振込用紙が別日に2回届きました。封筒や記載内容が若干違っているのが謎。前から年金については、いろいろあったので少しは改善しているかと思ったけど、こんなことで無駄な送料を使ったりしている年金事務所って。これも税金の無駄遣いでしょ!とちょっと腹立つ。

 

 退職月の給料は使えない

上記のように、退職後に自分で支払う必要のなる費用がもろもろ結構かかります。

失業保険が支払われるのは、ほんと先の先なのであてにはなりません。

 

国民健康保険国民年金ももちろん、住んでいる市町村への所得税も請求が来ます。

会社からの給料明細にある所得税は、1年間の年収にかかる税金。これを12か月の月収から天引きされているのですが、退職月以降のその年の天引き予定分は、自分で払う必要があります。

 退職して2か月後ぐらいに、請求書が市町村から届きますのでお忘れなく。

退職金も出なかった私には、痛い痛い出費が続きました。これから退職をお考えの皆様、ちゃんと貯金してから考えましょうね。

 

追伸 主婦の退職の場合

 私は主婦という立場から、退職後の手続きについても調べてみました。

 

私個人的な調べになりますので違っている場合はごめんなさい。あくまでも参考程度に。

 社会保険については、退職後、旦那さんの扶養として3号保険者となる場合があります。私の場合には、退職時が8月だったため、年収が旦那さんの扶養内となる限度を超えており無理でしたが、旦那さんが会社員で社会保険、厚生年金であれば被扶養となることも可能です。これなら、別に支払いの必要がなかったですね。

 私はまた就職先を探して再就職をするつもりもあり、直接確認してませんが、役所の窓口で聞いたところ、旦那さんの会社の所属する保険組合によっては収入に関係なく、退職日以降に、すぐに旦那さんの保険に入れる場合もあるそうです。

 旦那さんがいる方、または奥さんの扶養には入れる方はダメ元でも聞いてみる価値はありません。国民年金国民健康保険もかなりの厳しい金額ですから。

 

 

 

アラフォー女の日常のつぶやき

10年働いて

この夏の終わり、約10年働いたネット販売の仕事を辞めた。

主婦のパートで始めた、友人の紹介だった。

 

『近所の知り合いが、自分ひとりでやってたけど忙しいから手伝ってくれる人を探してる・・・』

データ入力の仕事をした経験から、キーボード入力はまあまあできたので、パソコン仕事かと行ってみると、

その人も主婦で、趣味の延長のような素材の販売をしていた。

 

ヤフオク楽天市場で販売。

まだそのころはネットショッピングの流行はじめで、私自身、まだそんな世界があることもニュースや雑誌でへぇ~と思っていた頃。

なんだか時代の先端の仕事のようで、うきうきやっていた。

まだ、子供も小学校に入ったばかりが2人、保育園1人。手がかかるところで、来られる時間に来てくれればいいからと9時過ぎからお迎えのある3時くらいまでの気軽なパートで、週に1回はお昼で終わりなんて感じ。

 パートとしては理想的なお仕事だった。

 

・・・、それから10年で個人営業から、会社になり、2,3人でのんびりしていたのがネット販売の急成長に合わせて、どんどん右肩あがり。

とうとう年商億越えするようなネットショップになってしまい、無理やり正社員にならざるをえない働き方になっていた。

 

もともと家のことや、思いつきで小旅行やウィンドウショッピングが好きな私には正社員での仕事は向いていない。もちろん、子供が3人もいれば収入は多いほうがいいに決まっているが、いかにお金を使わず楽しめるか、お値打ち品を見つけるのが何よりうれしい関西人気質。バリバリ働くワーキングウーマンはすごいとは思うけれど、私には・・・。

 

優秀な経営者はやっぱり、いろいろとすごい?

 思えば、ずっと女性が多い職場で働いていた。

最初の仕事もその次の仕事も女性だけの事務所で、各自で黙々と作業する仕事(データ入力や文章作りなど)だったので、いわゆる女のドロドロした世界にもまれたことはなかった。

 共通したのは、女性経営者。男だから、女だから、というわけではないけれど

経営者というのは、すごいプレッシャーを感じながら毎日を過ごしていることは想像できる。当然、人を雇っているのだから、それぞれの生活、家族にも責任を感じるのは当たり前だし、そうでなければ困る。

 経営者はその考え、知識、経験に基づいて自らの道を貫いていく人。とても強い。

女性経営者は女性であることの得と損を交互に常に感じている。

家庭と仕事の両立をとにかくうまくやること、

地域での立場の保持に骨を折ること心血をそそぐ。

 そのストレスは、仕事を続けること、それもうまく続ければ続けるほど大きく、深く・・・。

 そりゃ、すごい人だわ。

たまに毒も吐きたくなるだろうし、頑張ってる自分を褒めてもらいたいでしょう。

家族に甘えられない完璧主義者であればあるほど、その矛先はたいてい、

信頼できる直属の部下に向かう・・・。

 

仕事はしごと、人間関係はむずかしい

信頼されることはうれしい。

頼りにされるって、認められたってこと。『いいね』がいっぱいもらえた。

 

一番難しいことは、継続。

ずっと、信頼を得続けること、状態をキープすること。

どんな人間関係でも同じ。

 

女性経営者は日々すごいプレッシャーの中にいる。まるで嵐の中を、一筋の自分の道を突き進んでいるような人だ。

 かなり不安定な中、必死で安定しているふりをしている。

日々頭の中、ぐるぐるしている人が精神安定しているわけがないな。

 このぐるぐるは、周りも巻き込む。嵐の中に引きずり込む。

溺れる者は藁をも掴むし、木も草もひもも小石もなんでも掴んで離さない・・・。

 

週3回のパートから週4、フルタイム、残業も増え、正社員、家でも仕事をする、休みにも仕事するようになって。

働く自分、仕事ができる自分。

仕事量が増えること=信頼されてる、認められている、頼りにされている

→『いいね』がいっぱい。

年の区切り 新年の誓い

 日本に生まれてよかった~!

1日、1週間、1か月、1年。春夏秋冬。1学期、2学期、3学期。

区切りってホント大事。

 

 2017年正月。

2018年の正月は、今の仕事をしていない。

そんな夢を見て迎えた。

どうしても、今のまま2018年を迎えてはいけない、そう自分の中で決心が固まった。

 

こんなに必要とされているのに、辞めると告げることはとても難しい。

こんなに頼りにしてくれる人を失望させる。